空き周波数帯域を有効利用
スマートフォンの普及に伴う、移動体通信のデータ量の急増に対応するため、周波数資源の更なる有効活用が必要となります。そこで、離散的に存在する空き周波数帯域に対し、柔軟にOFDM形式の無線信号を配置し、それらを束ねて使用することで通信容量を確保可能な、広帯域離散OFDM技術を研究開発しています。
本研究は総務省の「電波資源拡大のための研究開発」の「広帯域離散OFDM技術の研究開発」の一環として実施したものです。
スマートフォンの普及に伴う、移動体通信のデータ量の急増に対応するため、周波数資源の更なる有効活用が必要となります。そこで、離散的に存在する空き周波数帯域に対し、柔軟にOFDM形式の無線信号を配置し、それらを束ねて使用することで通信容量を確保可能な、広帯域離散OFDM技術を研究開発しています。
本研究は総務省の「電波資源拡大のための研究開発」の「広帯域離散OFDM技術の研究開発」の一環として実施したものです。
時間、場所などの条件によって周波数帯域の空き状況は変わります。膨大なセンサーを配置すれば、周波数帯域の空きを確実に発見できますが、コストがかかります。そこで、少数の様々なセンサーと無線伝搬の想定から、高精度に周波数帯域の空き状況を推定可能な、 電波状況ビッグデータを利用する 局所的ホワイトスペース利用促進技術を研究開発しています。
本研究は,総務省 戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)による受託研究「電波状況ビッグデータを利用する局所的ホワイトスペース有効利用促進技術の研究開発」により実施されたものです。
家庭やオフィスにある無線LANアクセスポイント等の無線通信機器の多くは「つけっぱなし」で常時電力を消費しています。使わないときに、「スリープ」させれば、電力を大幅に抑えられます。この実現のため、ユーザが使うときにだけ即座に起動できる、無線通信機器向けのウェイクアップ無線受信機を研究開発しています。
本研究は、総務省の戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)により、NEC通信システム、千葉大学、九州工業大学、関西大学と共同で実施したものです。
クルマ同士の位置関係をお互いに把握することは、交通事故の回避に非常に重要です。しかし、よく利用されているGPSは、都市部では大きな建物の遮蔽や反射の影響によって、位置情報に大きな誤差が生じやすいという問題があります。そこで、GPS信号の情報をクルマ同士で共有して相関性の高い信号だけを用い、都市部でもクルマ同士の相対的な位置を高精度で取得する技術を研究開発しています。
本研究は、総務省の「戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)」により実施したものです。